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2017.6.1






2013.12.9.発行 諷詠社
221ページ(18×13、5センチ)
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T
この物語は昔話「浦島太郎」に登場する竜宮の亀(竜亀)が主人公となって、海と人間世界の現在、過去、未来を舞台に人の生と死と運命をめぐる夢と希望と愛の物語です。読み聞かせの童話を想定した文体になっています。大人のための童話ですが子どもにも読んで聞かせられるようになっています。また、この絵本には絵がありません。絵のない絵本です。読み手が自由に見えた光景を描いてください。(あとがき 海洋編)
This story is a turtle appeared in the old story "Taro Urashima" becomes the main character, dreams and hopes about life, death and destiny of human beings set in the present, the past, the future of the sea and the human world It is a story of love. It has become a stylist assuming a fairy tale of reading stories. It is a fairy tale for adults, but it has become possible for children to read it as well. Also, this picture book has no picture. It is a picture book without pictures. Please draw the view where the reader seemed free.


U
この物語の着想は、2009年12月31日の深夜、JR高速バスで、東京から京都までの移動中の座席の中で生まれました。いつも高速バスの長時間の移動中での不快感と不眠に悩まされていた私は、どうせ寝られないならと考えて、何か童話でも夢想して時間を潰そうと、浦島太郎の昔話を思い出し、『もしも竜宮の亀が竜宮に帰ろうとする時に月から語りかけられたら』と思いついた瞬間に、この物語に襲われたのでした。発端と結末がすぐに出来上がりましたが、途中の物語は幾筋もの道順が浮かんでは消え、一晩中迷路の中をさまよい、一睡もできませんでした。実際に執筆を始めると、さらに複雑な迷路に迷い、何度も行き詰まりました。当初の四部作の計画は今の自分の能力では無理だと判断して、縮めて二部作でひとまず完了とすることにしました。しかし物語に完結は無いというのが持論ですので、いつかまた、続きを執筆するかもしれません。どんな物語の筋にもいくつもの脇道があり、その道をたどっていくとまた別の物語に出合います。いつまでも終わらないのです。これは人の人生だって同じことです。終わったと思った自分の人生だって、いつどのように変幻していくか、自分でも分からないのですから。いや、人の生は突然に断絶して終わることもある。大地震や津波で命が失われることは誰にでもありうる。人並みに年老いて分かってきたのは、明日はどうなるか不明だということです。自分の人生も世界も。(あとがき 永遠編)